2011年10月29日土曜日

金価格と貨幣供給量、そして今後の金融システム

金価格が株価と連動していることは以前にも指摘しました。これでは、リスクヘッジとはならず、あまり安全資産の意義をなしていない、ことにも言及しました。

先日も、ギリシャ国債50%減免の発表があってから、金価格は1700ドルを大きく超えていきました。

つまり、金に関しても単なるカネの流れ先になっており、金融危機が来た際には、金価格は暴落することになると予想できるのです。

そしてまた、世界の金融状況は日に日に悪化しており、世界の借金を返済するのは不可能な状態にまできています。つまりデフォルトが多発して、どんどん経済が収縮し、経済が回らなくなるか、もしくは各国政府・中央銀行がカネを擦りまくり、金融システムが機能しなくなるほど、市場をカネでジャブジャブにするようになるか、どちらかという状況なのです。



いずれにせよ、現状金融システムは現行のままでは、機能しなくなります。ただ、金融システムを超えるシステムは発明・発見されていない現状、現行の金融システムの『原理』自体は今後も生き残っていくと予想します。結果、現状の貨幣(経済)価値に全く依存しない、新しい貨幣を作り出す、ことがもっとも現実的な解なのでは、と考えることができるようになるのです。

これは、アメリカでも、『アメロ』などの新しい通貨を検討していたことも考えると、決して非現実的な話ではないのです。ドイツのハイパーインフレの時にもレンテンマルクが導入されましたが、同様なことが起こる時期が近づいてきている、としか言いようがありません。つまり、たとえば、世の中のすべての人が1000万円に相当する貯金をもっている、という状態から新たな生活を始める、というような状態がくるのです(あくまでも予想です)。すべての人はフラット(平等)な状態で、生活をスタートさせることになり、現在の貨幣(もちろん、国債も含む)は全くもって無意味となり、何の機能もしなくなる、という状況です(重ねて言いますが、これはあくまでも現状空想的な話です)。

貨幣資産的には世界のみんなが平等な形で生活をスタートさせる。ひょっとしたら、現在の各国のGDPなどにおいて、そのスタート資産貨幣は色付けがなされるかもしれないですが、ほぼ平等な形でスタートするのです。しかし、ここで注意しないといけないのは実際は平等ではない、ということです。会社などの社会的地位や権利なども法律で保証されるからです。土地の権利、特許の権利、株主の権利、著作権の権利、などなどは金融システムとは関係ないため、そのまま継続し権利が保証されます。これは新しい貨幣が運用された後、今までの貨幣の時と同様、新しい貨幣の単位で利益を産んでいくという価値をもったものなのです。



IT技術の躍進、グローバル社会の形成、新興国の台頭、先進国の高齢化などなど我々の向かっている先はまさに現行の金融システムが機能する世界ではないと考えます。やはりこれに大鉈を振るう、時期が迫ってきていると言わざるをえません。


新しい貨幣の導入で(何度も言いますが、現在では単なる空想です)、貨幣資産は皆平等になるものの、権利などの所有に関しては決して平等ではありません。今のうちにしっかり資産管理、いや価値管理をしておく必要があると思います。


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