2011年8月27日土曜日

【8848】レオパレス21 の株

レオパレス21の株が安い。
「安い」という表現は曖昧だが、かつて4000円代を記録した株価は今はたったの、131円だ。

単なる株価だけで比較するのは比較にならないが、株式分割などもしていないため、一つの目安になるはずだ。

そして先日、ストップ高を記録した。
この株が買い時かどうか以下で定量的に検証してみる。

まず、こういった会社で一番怖いのは倒産だ。

自己資本比率は、ここ数年、31%→18%→11%と年々減ってきているものの、総資産自体も
4600億円→3900億円→2900億円
と減らしてきている。また有利子負債も
400億円→564億円→400億円
となっており、資産を売却してまでも利子返済に当てている非常に苦しい状況だ。

また、発行可能株式数も2.5億株から5億株に増やしており、今後株式による資金調達も十分考えられる。

また、肝心な事業内容に目を向けると、
(1)賃貸業
(2)アパート建築請負業
(3)ホテル事業
(4)シルバー事業を含む、その他の事業
であり、2011年8月5日に発表された四半期報告書ではいずれも黒字をだせていない。。



では次に今の株価131円がどのくらいの(当期)利益を期待したものなのか計算してみよう。

まず現時点で発行株式数は、
175,443,915株
である。また、この事業形態のPERを規定するのは難しいが日本の少子高齢化を考えるとあまり高いPERは容認できないので、8倍として計算してみよう。

131÷8=16.365円

これに発行済株式数をかけると、
16.365×175,443,915=(約)28億円

となる。2期前に91億円の利益を出しているが、これの三分の一程度の利益が必要ということだ。
コスト削減もかなり推進しているようだが、2期前の利益率(ROE 5.88%)の高さを実現するにはかなり困難であろう。

また、定量的になかなか試算できないが、
・ 日本ならびに世界経済の衰退
・ 株式による資金調達
のリスク、また良い方のリスクとしては、
・ 大規模なリストラクチャリング
などを考えたとしても、なかなか厳しいのではないかと感じる。

現在日本のメガバンクは、東電の問題も抱えており、貸し渋り状態にある。また、株式もユーロリスク、ドルリスクの2つの主要通貨リスクを抱えた中では資金調達できない可能性もある。

正直手を出してはいけない銘柄なのかもしれない・・・

もちろん、これはひとつの考えにすぎないので、判断はご自身で行ってください。

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