昨今のデフレ・デフレ・そしてデフレをうけて、お金の矛先が向かったともいえよう。
ただ、コインに関しては、50円玉の穴の開いていないものが超高額で市場で売られていることや、10円のギザギザのついたもの、通称ギザジュウが、20円くらいで取引されている、などなど、以前からそのような市場があるということを耳にしたことのある人は多いだろう。
確かに世の中にコイン屋さんはある程度あるし、芸術品のひとつとして、特に欧米では重宝されており、デフレ時代の一過性の現状と考えるのは、早計といえるだろう。しっかりとした歴史のある市場があるようだ。
その詳細に関しては、上記の書籍などに譲るとして、ここでは、アンティークコインがどのように価値を形成していくか、そして本記事のタイトルにある2009年版ウルトラハイレリーフが、今までのアンティークコインと同様、時間経過と共に価値を形成していくものか、考察したい。
コインや切手などをはじめとするコレクションの価値は、
・ 希少性
・ 芸術性(コインの場合は全てデザインは全て同じなので、汚れがないなどの保存状態の良さ)
で決まるであろう。
全世界にコイン収集家は、300万人以上いると言われており(日本には2万人程度)、概ね彼らの中で売買が行われる(もちろん、現在は新参者が多いのだが)。
http://moneyzine.jp/article/detail/204532?p=2
彼らは基本的にコインを収集できる富裕層であり、そうそうアンティークレアコインを売りにださない。これにより、市場の希少コインはどんどん減っていく。また、時間が経てば、なんとなく価値が上がった格好となり、これらの相乗効果で価格はどんどん上がっていく(ただ、非常に緩やかだ)。これがアンティークコインが年々値をあげる原理だ。
ただ、現代で新たに考慮しなければならない要因は、
・ 今後世界的なデフレ経済になる
・ デジタル技術などにより、コインはかなりきれいに製造可能であるし、また、現代の環境は非常に保存に適した環境、世界である
である。
この二つの要因により、以前と同様にどんどんアンティークコインの価格があがる、ということはないと思うが、原理的にも基本的には時間と共に緩やかに上昇していくと考えるのが妥当であろう。
また、今後は、ファンドなど機関投資家が、購入してくる可能性もある。その際には、価格がより向上する可能性があるが、その反動に機関投資家が一斉に換金化する可能性もあり、この場合は、価格が下がり、上り一本調子というわけではなく、変動する可能性もある。
また、今までのコイン市場は欧米を中心に広がっていたが昨今の新興国ブームで中国、韓国にもその場を広げているようだ。そのため、今までのコイン以外のものが今後は値を上げる可能性も十分にある。
希少硬貨は、文字通り、現存枚数の少ないものを言うが、目安となるのが、以前も紹介した格付け会社の鑑定枚数だ。世界で2大コイン鑑定機関と言えば、PCGS社とNGC社だ。
http://www.pcgs.com/
http://www.ngccoin.com/
ここでは、各々の機関でグレーディングされたコインの認定番号を入力すると、種類と鑑定枚数などを表示するサービスをしている。
さて、前置きがかなり長くなったが、タイトルにあげた2009年版ウルトラハイレリーフに関しての今後の価値を考えていく。
まず、このコインは2009年にのみ発行された限定品ということで、将来的には希少化してきやすいものといえる。鋳造枚数は約12万枚。通常100万枚近い通貨が鋳造されるため、この数字だけで如何に希少かがわかる。
また、本日(8月30日)現在、PCGSにて鑑定された枚数は、
MS69 :6729回 ($3,150)
MS70 :5981回 ($3,800)
MS70PL :291回 ($6,950)
となっている。
つまり、断然、MS70PL(プルーフライク)が希少であり、PCGSのつけた予想価格をみても、MS70PLが価値がある、ということがわかる。プルーフ硬貨とは、流通以外の目的に見せ物として磨かれた硬貨のことだが、PLはこれと同様の輝きをもつ、ということである。
また、デザインは、100年ほど前に発行されたセントゴーデンズ金貨とさほど変わらないため、市場には受け入れられやすいものであろう。また、先にも記述したが、
・ 2009年に発行されたばかりであること。
・ 近代技術で基本的にコインはきれいであること。
・ 社会時代が安定していて保存環境がいいこと。
を考えると、MSの69以下はあまりコレクションとしては受け入れられないと感じる。
よって、MS69以上で特にPL(プルーフライク)であれば、その希少価値と今後の経年によってどんどん値が上がっていくと考える。
また、ウルトラハイレリーフは日本でも有能なディーラーがいてかなりの量を取り扱っているようだ。こういった情勢であれば、価格もうまくコントロールすることができ、さらに価格の上昇を演出することも可能であろう。
現在であれば比較的PLもeBayや日本のヤフオクでも見ることができるので、入手を検討するのも悪くないかも知れない。また発行されて間もないため、比較的全てが綺麗なものと推測するため、保存方法にさえしっかり気をつければ、孫の代には大化けする可能性も十分にある。
また、冒頭に紹介した書籍によれば、コイン収集は信頼できるディーラーを通すことが失敗がない、とのことなので、そういったディーラーを国内外で確保するといいと感じる。
アンティークコイン関連ではいろいろと書籍がでているようだ。以下にその一部を紹介する。
※ 投資判断はご自身で行ってください。
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